ディズニーランドで人気アトラクションの1つであるホーンテッドマンション。
ディズニーファンでもそこまで興味ない人でも1度は聞いたことあるアトラクションですよね!
では、ホーンテッドマンションがどうして作られたか知っていますか?
どうしてって言われても…そんなの知らないよ!
と思う人が圧倒的に多いはずです。
そこで、今回は
ホーンテッドマンションが造られた歴史をご紹介します。
知らない人が大多数なので、この話をしたら貴方もすぐにディズニー博士になれちゃいます!
そもそもホーンテッドマンションってどんな乗り物?
そもそもホーンテッドマンションってどんな乗り物だっけ?
という方のために、簡単にアトラクションの説明をしますね。
ホーンテッドマンションは、ウォークスルータイプではなくてライド型のお化け屋敷です。
おばけ屋敷ですが、日本の古風な建物ではなくて古びた洋館の中にアトラクションがあります。
ファンタジーランド内でひときわ不気味な建物で、近寄りがたい印象ですよね。
ホーンテッドマンションの大まかのストーリーとしては、999人の幽霊たちが1000人目の幽霊を探しているというものです!
不気味にそびえるゴシック風洋館。ここに住む999人の幽霊たちは、皆さんを1000人目の仲間に加えようと待ち構えています。目が光る肖像画、人もいないのに突然鳴りだすピアノ。そしていつの間にかあなたの隣に座るのは…!?
【公式】ホーンテッドマンション
ディズニーランド内の唯一のホラー系アトラクションであるホーンテッドマンションは、
週末には120分の長蛇の行列ができるほど、東京ディズニーランドで人気なアトラクションです。
ホーンテッドマンションの建設は1940年代から考案されていた
ホーンテッドマンションの歴史は、Walt Disneyがディズニーランドを構想し始めた1940年代まで遡ります。
Walt Disneyはディズニーランドが完成する10年以上前から、
ディズニーランド内にお化け屋敷を建設することを考えていました。
ちなみに、最初にできたアナハイムのディズニーランドは1955年に完成しています!
そこで、Walt Disneyはディズニーのイマジニアであるハーパー・ゴフ(Harper Goff)にホーンテッドマンションの構造図を書いてもらいました。
最初の予想図は19世紀のボロ屋敷・墓場・教会を配置して、その中を進むウォークスルータイプのアトラクションでした。
当初はディズニーランドのメインストリートUSAにアトラクションが設置される予定でした。
メインストリートUSAは、東京ディズニーランドではワールドバザールを指します!
しかし、メインストリートUSAの雰囲気とホーンテッドマンションが全く合わない為、フロンティアランドへ建設計画は変更されました。
フロンティアランドは、東京ディズニーランドでいうウェスタンランドです!
エリアが変更された為、ホーンテッドマンション 計画は一旦保留になります。
ホーンテッドマンションが未完成のまま1955年にオープン
1955年7月17日に世界で初めてのディズニーランドがオープンします。
オープン当初はなんと11種類のアトラクションしかありませんでした。
ジャングルクルーズと蒸気船マークトゥエイン号はオープン当初からあったんですよ!
Walt Disneyはディズニーランドがオープンしてすぐにパーク拡張計画を考え始めました。
開園2-3年後にパーク拡張計画が本格化していきます。
その時にホーンテッドマンションの建設計画は、フロンティアランドからニューオリンズスクエアに変更されたのです。
東京ディズニーランドで言うと、アドベンチャーランドの中にある「カリブの海賊」あたりのデザインの建物が並んでいるエリアです!
ホーンテッドマンション計画は再度保留に
ニューオリンズスクエアへと建設場所が変更されたホーンテッドマンションですが、問題点がありました。
ホーンテッドマンションの初期デザインとニューオリンズスクエアのイメージが合わないことです。
ニューオリンズスクエアは凄く綺麗な街並みなので、ボロボロの洋館が急に出てきたら違和感を覚えますよね
そこで、ニューオリンズスクエアの外観に合わせるために、外観は綺麗なアメリカ南部の様式の屋敷・内観はボロ屋敷に変更しました。
着々と計画が進んでいったのですが、1964年のアメリカ万博の準備でプロシェクトは再度保留になってしまいます。
アメリカ万博で、”It’s a small world”をはじめとする4つのアトラクションをイマジニアは建設したんですよ!
万博後、イマジニアたちはホーンテッドマンションの計画を再開させました。
しかし、1966年12月15日にWalt Disneyは肺がんによって亡くなってしまいます。
Disneyの死後、ホーンテッドマンションをライド型アトラクションに変更
Walt Disneyの生前は、ホーンテッドマンションはウォークスルータイプのアトラクションでした。
普通のお化け屋敷のように歩いて進むアトラクションです。
しかし、ここで1つの問題が出てきます。
ウォークスルータイプでは混雑時に回転率が悪くなってしまうんです。
120分待ってから、さらに大混雑の館内を歩いたら怖さが一気になくなりますよね。
そのため、現在のライド式のアトラクションへと変更されました。
ホーンテッドマンションで採用された乗り物をオムニムーバーと言います。
左右に回転する乗り物で、ディズニーのアトラクションでは欠かせないものなんです!
こちらの動画は英語ですが、ディズニー好きにとってはとても貴重な動画なので、是非ご覧ください。
【怖さvs面白さ】ぶつかり合った2つのコンセプト案
だいぶ現在のホーンテッドマンションの形に近くなってきたアトラクション。
しかし、内装のコンセプトでイマジニアたちがぶつかり合ってしまうのです。
- 2つのコンセプト案
- 1.怖さを重視したい
- 2.ゆるくて面白さを重視
お化け屋敷を作るのだから、「怖さ」を重視したいという意見は当然ですよね。
一方の「ゆるくて面白い」コンセプトは、ディズニーランドでは怖すぎるものは似合わないという理由から来ています。
ぶつかり合った意見ですが、なんと最終的には2つアイデアを合わせたんです!
前半は怖いコンセプトで、後半がゆるくて面白いというコンセプトになりました。
両方を融合して、1つのアトラクションを作るのは画期的ですよね!
ホーンテッドマンションは大人気アトラクションへ
紆余曲折あったホーンテッドマンションですが、1969年8月9日にグランドオープンしました。
みなさんご存知の通り、オープン後から爆発的な人気を得続けています。
あまりにも人気なので、50年立ってもアトラクションのストーリーすら変わってないんです!
ディズニーパーク史の中で凄く珍しいことなですよ!
50年以上続いてるホーンテッドマンションの変更点
大幅なアトラクションの変更がないまま2019年8月9日にホーンテッドマンションは50周年を迎えました。
ディズニーランドの公式動画なのですが、凄く貴重な映像も含まれているので、是非映像だけでもご覧ください!
あまりにも素晴らしいアトラクションですが、50年経つ間に少なからず変更点はあります。
全てロボットのゴーストに変更された
ホーンテッドマンションのゴーストって機械だけじゃないの?
と思いの方が結構多いですよね。
実は、アナハイムのディズニーランドでは1980年代まで人間が中に入った鎧が居たんです。
ゲストが近づいて来たら動いて脅かしていました。
しかし、ゲストがあまりにも驚いて、鎧の人をパンチしたり物を投げたりしたので、数年後に廃止されてしまったのです。
日本ではあまり考えられないような理由での廃止で驚きますよね
50周年記念の時に、アトラクション内で人間がゲストを驚かせています!
凄く貴重な出来事なので、是非チェックしてください!
ホーンテッドマンションに期間限定バージョンを追加
通常のアトラクションでも人気があるホーンテッドマンションですが、毎年9-1月までナイトメアビフォアクリスマスの世界が楽しめるバージョンに変更されます。
- 期間限定バージョンがあるパーク
- ・アナハイムのディズニーランド
・東京ディズニーランド
ナイトメア・ビフォア・クリスマスは1993年にティムバートンによって制作された映画です。
ハロウィン・タウン。それは年に一度のハロウィンのお祭りを人間界へ送り出す不思議な町。しかし、この町の人気者“カボチャ王”ことジャックは、毎年同じように繰り返されるハロウィンの準備にうんざりしていた。ある日、ジャックは森の中で奇妙な扉を見つける。そのひとつを開いてみると、そこはハロウィン・タウンとはまったく別の、陽気で明るいクリスマス・タウンだった。一面の銀世界にピカピカ光るライト、心はずむケーキやツリー、そして優しい人たち。たちまち、その初めての世界に魅せられたジャックは、彼に想いを寄せるつぎはぎ人形サリーの心配をよそに、自分流のクリスマスを計画する。ジャックが夢見たハロウィン風クリスマスとは…?
Disney Blu-ray & Digital
アトラクションの外観から内装まで全て映画に登場するシーンをモチーフにされています。
見たことなくても楽しむことができますが、一度映画を見た方がキャラクターやシーンがわかってより一層楽しめるアトラクションです。
9〜1月にディズニーランドに行く人は、是非ナイトメアビフォアクリスマスをチェックしてみてください!
【ホーンテッドマンション】みんなが知らないアトラクションの歴史 まとめ
今回は、ホーンテッドマンションが造られた歴史についてご紹介しました。
完成までに20年以上費やしていますが、50年以上人気を獲得する大成功したアトラクションの1つです。
ホーンテッドマンションに並んでる際、是非一緒に来た人に共有してみてください。
いつもと違うアトラクション体験ができる上に、ディズニー博士として活躍できちゃうかもしれないですよ!
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